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2026/03/23 09:00 ~ なし
編集・校正で見落とされがちなポイント
教材やテスト、学習用コンテンツの編集・校正というと、
誤字脱字のチェックや表記の統一を思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろん、それらは重要な工程です。
しかし実際には、見落とされがちなポイントがいくつもあります。
今回は、編集プロダクションとしての立場から、
教材制作において特に注意している点をご紹介します。
内容は正しいが、「前提」が抜けている
編集・校正の現場でよく見られるのが、
内容そのものは正しいが、前提となる説明が抜けているケースです。
作り手にとっては当たり前の知識でも、
学習者にとっては初めて触れる内容であることも少なくありません。
- この説明は、どの知識を前提にしているか
- 初学者が読んでも理解できるか
こうした点を確認しないまま進めると、
教材として使いにくいものになってしまいます。
用語や表現が、学習段階に合っていない
誤字脱字がなくても、
用語や表現が学習段階に合っていないことがあります。
- 専門用語が突然出てくる
- 定義が曖昧なまま使われている
- 同じ言葉が異なる意味で使われている
編集・校正では、
誰が、どの段階で使う教材なのかを意識しながら、
言葉の選び方や説明の仕方を見直します。
説明の順番が、理解の流れと合っていない
内容自体に問題がなくても、
説明の順番によって理解しにくくなることがあります。
- 結論が先に来すぎている
- 補足説明が本筋より前に出ている
- 重要な説明が後回しになっている
編集では、
理解に至るまでの流れが自然かどうかを確認し、
必要に応じて構成を調整します。
テストや問題の「目的」が曖昧
教材の中でも、特に見落とされやすいのが
テストや問題のチェックです。
- この問題は何を測るためのものか
- 正解できれば、理解していると言えるか
- 問題文の読みにくさで差が出ていないか
問題があるだけでは、
学力を正しく測ることはできません。
編集・校正では、
問題の目的と内容が一致しているかを重視しています。
「作り手の視点」のままになっている
原稿を何度も読んでいると、
作り手の視点に引きずられてしまうことがあります。
- 説明を省きすぎている
- 読み返さなくてもわかる前提で書かれている
- 疑問点を想定できていない
編集プロダクションとしては、
意識的に「初めて読む人」の立場に立ち、
教材を読み直すことが欠かせません。
編集・校正は「安心して使える教材」にする工程
編集・校正は、
単なる最終チェックではありません。
- 内容が正確か
- 教材として適切か
- 学力を正しく測れるか
こうした点を確認し、
安心して使える教材に仕上げるための工程です。
合同会社7CUBEでは、
編集プロダクションとしての視点から、
中身を重視した編集・校正に取り組んでいます。
おわりに
見落とされがちなポイントに目を向けることで、
教材の質は大きく変わります。
「誤字脱字は直したが、これで十分だろうか」
「教材として本当に使いやすいだろうか」
そう感じたときは、
編集という立場からの確認が役立つかもしれません。
教材制作や編集・校正について、
気になることがありましたら、
どうぞお気軽にご相談ください。


